ネット上にあふれる「日本すごい!」記事はどうやって作られてるの?

実はこれ、書いたことがあります。
仕事内容は、海外の記事を訳して、それをもとに日本人で良かったという結論になる記事を作る。
要は海外をディスって日本を持ち上げろってことです(^^;;

翻訳の正確さはさほど要求されません。ですが、全文まるまる翻訳はダメで
翻訳を元に記事自体は自分で考えた文章で書くことを求められます(著作権の問題?)。日本にいて良かったと思わせる文章を必ず入れるよう指示されました。
自分が結んだ契約は一記事あたり2000円ぐらい。
締め切りは結構厳しかった。

渡した記事がどのサイトに載るのかなどは教えてもらえませんでした。
後に某サイトで、もしかして私の記事が元になってるのかな?ってスレを見つけましたが、 それは提出してから数ヶ月後のことです

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これね、実は読んでる人が思ってるよりずっと手間がかかるんです。
何が大変かって
私の翻訳元は英語記事でしたが、日本が話題になってる記事ってあまりない。
元ネタ探しが一番大変なんです。

結局、最初の契約ロットである10記事分だけ作って、やめてしまいました。
最初から記事が決まってるならともかく、探す手間を考えると
一記事2000円は割に合わない( 一一)

 

にもかかわらず、日本を称賛する記事は今も毎日、どこかから発信されてます。
私はあんなに苦労したのに、よくこんなにネタが見つかるなあ・・・
と、好奇心から、こうした”世界の日本への反応記事”の最後に紹介されている元ネタのサイトをいくつか確認したことがありました。

たどり着いたのは
youtubeについたコメントとか
コメントが3、4つしかついてない個人ブログとか・・・
よく頑張ってさがしてきたなあ、とつくづく感心。
元ネタ記事が10年前のものを見たときには絶句脱帽でした( ゚Д゚)。
あまりの元ネタの少なさゆえか、日本人or日本企業が日本の話題を日々、英語で発信してるサイトのページと、そこに寄せられたコメントを使用してる記事も多かったです。
一種の自作自演?

この仕事に携わって苦労してる人は私だけではないようですね。

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あと中国語記事を元にした中国の反応
私はこちらはやったことがないのですが
彼らは日本に関心をもってくれることが多いので
英語圏で記事を探すよりはずっとラクだろうと思います(^^

でも中国ソースの記事製作者には、英語の記事を扱うのとはきっと違う方向の悩みがあるんじゃないかと・・・

 

だって中国語の記事って大日本帝国とそれを擁護する右翼勢力(2015年の今なら安倍さんとその取り巻きなど)には厳しいですが、今の日本を悪くいう記事はそんなに多くない。好意的なもののほうがよく目につく。
(あえて言えばアダルトビデオが有名なとおり、日本の性倫理の乱れを批判、憂慮する意見が目につきますが、日本の恥につながるからかあまり翻訳されないですね)。
それが日本語に翻訳され日本のネットに流されるときは「日本鬼子」な内容ばかりになってる。

 

中国語ソースを元に、この仕事に携わってる人は、ネガティブな内容だけ翻訳して、善意のものは切り捨てて伝える良心の痛みを感じたりしてるんじゃないかしらん???

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「欧米先進国のほとんどは日本に好意的である」
「中国、韓国、北朝鮮だけは日本を憎んでいる」
「東南アジアのほとんどの国は日本を尊敬している」
今も日本語のネットやマスコミが流す情報の中で、各国はこういう役割を演じています。
実際の各国の姿勢というより、日本人に見せるため作られたお芝居の中の各国ですね。
その裏側に、お金をもらって、私が書いたのと同じような記事を作っている人たちがいる。

 

誰が、何のために作らせているんでしょう?
どこからお金が出ているんでしょう?
私には今も謎です。そして、それを考えていくのがこのブログのテーマのひとつです。

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